「セラミックなのに水に浮く!? カルセラの魅力を徹底解剖」

 

🧱カルセラって何?焼き物なのに水に浮く不思議な外壁材

外壁材の世界に、ちょっとユニークな存在があります。その名も「カルセラ」。焼き物でありながら水に浮く、超軽量セラミックレンガです。今回は、そんなカルセラの魅力と特徴を、Q&A形式からコラム風にご紹介します。


🌍天然素材から生まれたセラミック

カルセラは、長石・陶石・珪石・粘土などの天然原料を精製して作られた粒状の素材を、金型で成形し、1250℃の高温で焼き上げたもの。まさに本格的な焼き物です。


🪶軽さの秘密は「空気」

焼き物なのに水に浮く理由は、内部に独立気泡を含んでいるから。吸水性のない原料を使い、焼成時に空気を閉じ込めることで、比重は約0.85。だから水にも浮くほど軽いんです。


✂️加工しやすく、施工もラクラク

カルセラは蜂の巣構造のような気泡ベースを持っているため、切断や加工がしやすいのも特徴。さらに、弾性接着剤「タイルエースL Pro」を使えば、モルタル不要で簡単に施工でき、工期も短縮できます。


☀️色褪せない、汚れにくい

紫外線にも強く、色の変化はほとんどなし。吸水性がないため、ホコリなどの汚れも雨で流れ落ちます。耐久性・防水性ともに優れており、長く美しさを保てる外壁材です。


🏠新築にもリフォームにも最適

軽量なので建物への負担が少なく、リフォームにもぴったり。従来の重いレンガやタイルでは難しかった施工も、カルセラなら可能に。デザイン性も高く、レンガ風の外観を手軽に実現できます。


🧪性能も抜群

  • 吸水率:0.95%
  • 熱伝導率:0.36W/mK(ALCと同程度)
  • 耐凍害性:寒冷地でも使用可能
  • 耐紫外線・耐候性:色落ちなし

🏢内装にも使えるけど注意点も

カルセラは内装材としても使用可能。店舗の壁などに貼ることで、本物の焼き物の風合いが空間に深みを与えます。ただし、曲げ強度が弱いため、床材や浴室・プール内には不向きです。


🚫欠点は「割れやすさ」

軽さゆえに、衝撃にはやや弱め。板同士が動くと割れることもあるため、施工時には注意が必要です。


🧪唯一無二の存在

現在、水に浮く超軽量セラミックレンガは、玉川窯業の「カルセラ」だけ。他社製品では同様の性能は得られません。


カルセラは、伝統的な焼き物の美しさと、現代建築に求められる軽量性・施工性・耐久性を兼ね備えた、まさに理想的な外壁材。新築でもリフォームでも、建物の表情を豊かにしてくれる素材です。

詳しくは公式サイトの カルセラ Q&Aページ をご覧ください。

 

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